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MIDI作成ソフトでメイプル2を再現する  

メイプル2の演奏はMIDI作成ソフトで再現できる。
ただし、いくつかの再現法則に従わなければならない。
ここでは世界樹を使用する。世界樹についての追加情報はこちら

音量ミキサー  

OSの音量ミキサーでメイプル2と世界樹の大きさを同じにする。

メイプル2の設定  

マスターボリュームを100%、楽器のボリュームを100%に設定する。
100%では音が大きすぎる場合は音量ミキサーで世界樹と一緒にボリュームを下げる。

音色と音量  

音色(プログラムチェンジ)と音量(CC7-Volume)は以下のように指定する。

メイプル2の楽器音色音量
ピアノ0-Piano 1121
ギター24-Nylon-str.Gt121
クラリネット71-Clarinet96
ハープ46-Harp121
ティンパニ47-Timpani121
エレキギター29-Overdrive Gt121
ベースギター33-Fingered Bs.121
タムタム117-Melo. Tom 1121
バイオリン40-Violin121
チェロ42-Cello121
パンフルート75-Pan Flute96
サクソフォーン65-Alto Sax96
トロンボーン57-Trombone121
トランペット56-Trumpet121
オカリナ79-Ocarina96
アコースティックベースギター32-Acoustic Bs.121
ビブラフォン11-Vibraphone121
電子ピアノ4-E.Piano 1121
スチールドラム114-Steel Drums121
ピークベースギター34-Picked Bass121
オーボエ68-Oboe96
ピッツィカートバイオリン45-PizzicatoStr121
ハープシコード6-Harpsichord121
ハーモニカ22-Harmonica121
シロフォン13-Xylophone121
リコーダー74-Recorder96
チェレスタ8-Celesta121
三味線106-Shamisen121
107-Koto121
尺八77-Shakuhachi96
太鼓116-Taiko121

MapleBeatsだと、例えばクラリネットは@71V96のように指定する。
MapleBeatsではサクソフォーンがテナーサックス(66-Tenor Sax)に設定されているが、メイプル2はアルトサックス(65-Alto Sax)。
一部の楽器は音量が違うので合奏用の楽譜を作るときはこのように音量を設定しないと音のバランスがおかしくなるので注意が必要。

ベロシティ  

ベロシティは以下のように指定する。

メイプル2世界樹+1
v001
v189
v21617
v32526
v43334
v54243
v65051
v75960
v86768
v97677
v108485
v119394
v12101102
v13110111
v14118119
v15127127

例えばメイプル2でクラリネットでv10の大きさの音を出す場合は、世界樹でプログラムチェンジを71-Clarinet、ボリュームを96、ベロシティを84に指定すれば同じ音が出せる。
ただし、このままmidファイルに保存してMapleBeatsで読み込むとベロシティが1下がってしまう。よって、midファイルに保存する前にベロシティを+1しなければならない。
毎回+1して保存するのが面倒なら最初から+1した数値を使えばよい。+1した状態で再生した場合はメイプル2より僅かに音が大きくなるが、ベロシティ+1の差を聞き分けられる人は多分いないと思うので実質問題ない。

サスティン  

メイプル2でサスティンを有効にするときのS1はホールド(CC64)を64以上にしたときと同じ。
ギター系の楽器でサスティンを有効にすると音がおかしくなるのはMIDIの仕様。
それ以外の楽器でも長時間サスティンを有効にしたままにすると音がおかしくなる場合がある。

MIDIチャンネル  

同じ楽譜に入れるトラックは同じチャンネルにする。

midファイルからms2mmlファイル(楽譜ファイル)を作成するまでの流れ  

まず、Musical Nexusにある3MLE MapleBeatsを使ってmidファイルをmmlファイルに変換する。

(1) midファイルをインポートする  

  1. [ファイル]->[標準MIDIファイルを入力]を選択する。
  2. ファイル選択ダイアログでmidファイルを選択する。
  3. [標準MIDIファイル インポート設定]ダイアログが表示される。
  4. 適切なオプションを指定して[OK]ボタンを押す。

インポート設定  

MIDIチャンネル
オンにすると"//#using_channel = 1"のような文字列が挿入される。
プログラムチェンジ
オンにすると音色が挿入される。音色は"@107"のように記述される。数字はMIDIの楽器番号 - 1。
コントロールチェンジ
オンにするとパンやリバーブのようなエフェクトが挿入される。メイプル2ではほとんど再現できないので通常はオフ。
ベロシティ
オンにすると音の強さ(音量)が挿入される。"v11"のように記述される。このベロシティだけがメイプル2でそのまま使用できる。
MIDIコメント
オンにすると、MIDIのテキストイベントが挿入される。"// comment"のような文字列が挿入される。
エクスクルーシブメッセージ
オンにするとMIDIエクスクルーシブメッセージが挿入される。音が出なくなる弊害があるので通常はオフ。
ピッチベンド
オンにするとピッチベンドが挿入される。メイプル2では再現できないので通常はオフ。

(2) 読み込めたかチェックする  

MMLテキストを見てMIDIで指定した通りになっているか確認する。
なっていない場合はインポート設定を見直すか、midファイルを再編集する。

注意
MapleBeatsのテキスト編集機能にはバグがあり、アンドゥ機能を使うと正常に元に戻せずテキストが破壊されてしまうことがある。
なので、極力MMLテキストは編集しないようにしたほうがいい。

(3) 再生できるかチェックする  

MapleBeats上で再生できるか確認する。
できない場合はインポート設定を見直すか、midファイルを再編集する。

音がずれる  

[標準MIDIファイル インポート設定]ダイアログでクオンタイズ単位を調整する。
大抵の場合、[32分音符]に設定すれば音ズレはなくなる。

音ズレが発生する場合
MapleBeats 音ズレあり.png
音ズレがない場合
MapleBeats 音ズレなし.png

音がずれるが、64分音符を読み込みたい  

どうしてもクオンタイズ単位を[64分音符]にして読み込みたい場合は、midファイル側の分解能を調整する。

  1. 世界樹でmidファイルを開く。
  2. メニューの[ファイル]->[プロパティ]を選択する。
  3. [ファイルのプロパティ]ダイアログが表示される。
  4. このダイアログの一番下にある分解能を[960]に設定する。
    世界樹 音ズレなし.png
  5. [OK]ボタンを押してダイアログを閉じる。
  6. メニューの[ファイル]->[名前を付けて保存]で保存する。
  7. 保存したmidファイルをMapleBeatsでインポートする。
    MapleBeats 音ズレなし 64分音符.png

音程がおかしい、または音が消えている  

一つのトラックに和音が入ってる場合は、その中の一つの音しか読み込まれない。
なので、音程がおかしかったり、鳴るはずの音が出なかったりする。
この場合は、MapleBeatsの[標準MIDIファイル インポート設定]ダイアログで
[1MIDIトラック→複数MMLトラック変換]にチェックを入れて、1トラックずつ読み込む必要がある。

和音が正しく読み込めない  

midファイルのトラックが多すぎると和音が正しく読み込めない場合がある。
世界樹でmidファイルを開いて、読み込みたいトラック以外を削除してから読み込めば、正しく読み込める場合がある。

テンポがおかしい  

MMLで指定できるテンポは32~255までなので、この制限を超えるテンポは再現できない。
よって、例えばテンポが300のmidファイルを読み込む場合は以下のように調整する。

  1. 世界樹でmidファイルを開く。
  2. トラックリスト右側の上部に表示されているテンポを右クリックする。
  3. コンテキストメニューが表示される。
  4. [テンポの変更]を選択する。
  5. [テンポのプロパティ]ダイアログが表示される。
  6. [テンポ]を[150]に変更する。
  7. [OK]ボタンを押してダイアログを閉じる。
  8. 次にメニューの[編集]->[すべて選択]を選択する。
  9. メニューの[編集]->[タイム変更]を選択する。
  10. [イベントのタイム変更]ダイアログが表示される。
  11. タイムの変更量を[50]に設定する。単位は[パーセント]にする。
  12. [OK]ボタンを押してダイアログを閉じる。
  13. メニューの[ファイル]->[名前を付けて保存]で保存する。
  14. 保存したmidファイルをMapleBeatsでインポートする。

こうすると、実際のテンポはそのままで、MMLのテンポを300から150に減らすことができる。

MapleBeatsで音が出ないトラックがある  

midファイルにシーケンサー固有のイベントなどのような余計なイベントが残っていると、midファイルを正常に読み込めたとしても、音が出ないトラックが作成されるなどの問題が発生する場合がある。
この場合はどのように設定を変えても音が出ない。ミュートや音量、音色を設定したりしてもうまくいかない。

解決方法 (1) midファイルの方を編集する
  1. midファイルを世界樹で開いて余計なイベントを削除する。
解決方法 (2) mmlファイルの方を編集する
  1. メニューの[トラック]->[トラック追加]を選択する。
  2. 新しいトラックが追加される。
  3. 新しいトラックに音が出ないトラックのテキストを全部コピペして移す。
  4. 音が出ないトラックを右クリックして[トラック削除]を選択する。
  5. 音が出ないトラックが削除される。

(4) 最適化する  

  1. メニューの[トラック]->[最適化オプション]->[すべてのトラックを最適化]を実行する。
  2. その後、メニューの[ファイル]->[名前をつけて保存]でmmlファイルとして保存する。

(5) ms2mmlファイルに変換する  

mmlファイルをms2mmlファイルに変換する。

MMLConverter  

  1. MMLConverter.exeを起動する。
  2. オプションを指定する。
  3. MMLConverterウィンドウにmmlファイルをドラッグアンドドロップする。
  4. ウィンドウ中央のテキストエリアに変換後のms2mmlファイルの中身が表示される。
  5. テキストに問題がなければ[保存]ボタンを押す。
  6. ms2mmlファイルが作成される。
    MMLConverter.png
  • オプション
常に最前面に表示
ウィンドウを常に最前面に表示する。
テンポを挿入
各トラックにテンポを挿入する。
ただし、挿入されるテンポはチャンネル1の1文字目から記述されているものだけ。
改行を削除
改行を削除する。少し文字数を節約できる。
チャンネル1を削除
チャンネル1を削除する。チャンネル1にテンポしかない場合は削除したほうがいい。
ベロシティを削除
ベロシティを削除する。ただし、チャンネルの先頭にあるものは削除されない。

(6) 楽譜を作る  

  1. メイプル2のトライアで空き楽譜を買う。
  2. 空き楽譜をダブルクリックする。
  3. [ファイルを読み込む]ボタンを押す。
  4. ファイル選択ダイアログでms2mmlファイルを選択する。
  5. 右下の[テスト演奏]ボタンを押して視聴する。
    最初は問題なくても徐々にテンポがずれる、といったこともあり得るのでちゃんと最後まで演奏すること。
  6. 問題なければ[楽譜作成]ボタンを押して楽譜を完成させる。

注意点  

同じ音程の音は同時に出せない  

同じ楽譜は同じMIDIチャンネルで再生されるので、同じ音程の音は同時に出せない。
例えばメインメロディで長い"ド"を出しているときに、後からサブメロディで短く同じ高さの"ド"を出すとメインメロディの方の"ド"が消えてしまう。
MIDIファイルから楽譜を作っても音が欠けているときがあるのは大抵これが原因。

  • 解決方法
サブメロディを省略する
サブメロディを省略してメインメロディがちゃんと出るようにする。
音をずらす
どちらかをずらして音が重ならないようにする。
もう一度鳴らす
サブメロディの音が終わったところでメインメロディの音をもう一度鳴らす。
合奏する
別々の楽譜にして合奏すれば音の重なりを表現できる。

文字数を節約したい  

休符を節約する  

[標準MIDIファイル インポート設定]ダイアログで[休符節約]をオンにしてmidiファイルを読み込む。
ただし、クラリネットのような音が出続ける楽器の場合はこのオプションは使用しないほうがいいかもしれない。
それに、休符時間が長過ぎる場合は逆に文字数が増えることもあり得る。

クオンタイズする  

クオンタイズして音符を整列させる。
MapleBeatsの[標準MIDIファイル インポート設定]ダイアログでクオンタイズ単位を低くすれば文字数を節約できる場合がある。

繰り返しを止める  

midファイル、またはmmlファイルを編集して繰り返しをバッサリ削除して1shotに変更する。
3000文字の楽譜は100秒まで、のように熟練度がもらえる上限が決まっているので、
例えば2回繰り返しで2分の楽譜より1shotで1分の楽譜のほうが時間効率は良くなる。

フェードアウトを止める  

繰り返しと同じ様にフェードアウトの部分をバッサリ削除する。
フェードアウトはベロシティが細かく指定されている場合が多いので削除すればそこそこ文字数を節約できる。

トラックを結合する  

交互に音が鳴るような2つ以上のトラックを1つに結合する。

先頭の休符を削除する  

先頭の休符を削除して最初から音が出るようにすれば、ほんの数文字だが節約できる。

エコーを削除する  

エコー(同じ音の重なり)はメイプル2では再現が難しいので削除したほうがいいかもしれない。

和音を整列させる  

[1MIDIトラック→複数MMLトラック変換]でそのまま和音を読み込んでもキレイな並び順にならない場合がある。
この場合は世界樹の機能を使うと和音をキレイに整列させることができる。

  1. 世界樹でmidファイルを開く。
  2. メニューの[ファイル]->[プロパティ]を選択する。
  3. [ファイルのプロパティ]ダイアログが表示される。
  4. このダイアログの一番下にある分解能を[960]に設定する。
  5. [OK]ボタンを押してダイアログを閉じる。
  6. メニューの[編集]->[すべて選択]を選択する。
  7. メニューの[編集]->[ストローク]を選択する。
  8. [ストローク]ダイアログが表示される。
  9. デルタタイムを[1]に設定する。モードは[アップ]のままでよい。
  10. [OK]ボタンを押してダイアログを閉じる。
  11. メニューの[ファイル]->[名前を付けて保存]で保存する。
  12. 保存したmidファイルをMapleBeatsでインポートする。

こうすると、和音をキレイな順番で読み込むことができる。
※分解能を高くして、デルタタイムを小さくしないと、誤差が大きくなって音の位置がかなりずれる模様。

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Last-modified: 2019-12-17 (火) 04:30:19